幻冬舎ルネッサンス新社で自費出版した話

幻冬舎ルネッサンス新社で自費出版(電子のみ)したエピソードを赤裸々にご説明します

自費出版が詐欺と言われる件について

自費出版が詐欺と言われる件について

Twitterで、「自費出版で本を出すことが詐欺」みたいな記事を見つけました。

具体的に言うと、会社側から「自費出版で本を出版しないか?」と誘われ、全く印税が入ってこない著者が会社側に何百万も投資してしまう。といったものだと思います。

それについて、実際に幻冬舎から自費出版をした側から少し言及したいと思います。

 

自分は幻冬舎のグループ会社の幻冬舎ルネッサンス新社自費出版をしました。

自分が幻冬舎ルネッサンスに払ったお金は総額150万円です。仮に出版初年の印税が約5万円だとすると、戻ってくるお金が30分の1です。

ビジネスとしては儲かるどころか大損失です。

 

これを「商売」としての初期費用とするならば勿論「商売」になりません。

100万円以上をドブに捨てるも同義です。

 

ならば、皆さんここで考え方を変えましょう。

皆さんは150万あったら何を買いますか?

 

100万以上あればかなり大きなものが購入できそうですね。

例えば、新車にしましょうか。150万円新車を購入したとしましょう。

それでは果たしてその新車を使って「商売」ができますでしょうか?

その答えはNOです。

車に乗って遠出して何百キロ運転しても戻ってくるお金はありません。むしろガソリン代や維持費を払います。しかしながら、もちろん利点もあり気軽に遠出でき少し遠くの職場にも通勤することが可能ですよね。

このように車を買うと、自分を有利にしていたり経験を豊富にします。

 

次に、旅行を上げてみます。

100万以上あればそれこそ日本一周とか海外に何日も滞在できそうです。日本各地の郷土に触れ、おいしいものを食べて、美しい景色を見て知見が広がります。それは海外も相応で異文化コミュニケーションをすることで自分の知らなかったことを経験し、新たな考え方が生まれます。

しかしながら、ただ旅行したからといって何か残るでしょうか?

経験上の何かを得ることは出来ますが、「モノ」として購入しそれを「商売」として売れるものでしょうか?

こちらの答えはNOです。

商売」に繋がりはするものの、その経験やお土産を「商売」としては売れないと思います。

 

まとめ

以上の二つと「自費出版」「本を売る」ということを比べてみましょう。

お金を払い「本を売る」というシステムを作る。

これだけ聞くと「商売」ですが、それと同時に自分は「経験」も得ていると思います。

 

作業中は、自分で原稿を何度も見直しながら担当と相談したり、「表紙はどうするか?」イラストレーターさんにお願いしたり、自分で試行錯誤して得た経験は、とても貴重なものだと思います。

かつリターンが多い少ないに関わらず、自分が動かなくてもお金が入ってくるというシステムを形成したのです。

 

大金を払うに相応しいもの・・・、とは言い難いですが、他ではなかなか出来ない「経験」と「システム」を得ることが出来ます。

だからこそ、自分は「本を売る」ということが、それなりの価値があると思います。

 

個人の感想

これから「自費出版」で本を売ろうとしている方に是非考えてほしいです。

そして、これは「商売」で「儲かる」からと、安易に考えている人には、改めて考えてみてほしいです。

 

 

 

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