幻冬舎ルネッサンス新社で自費出版した話

幻冬舎ルネッサンス新社で自費出版(電子のみ)したエピソードを赤裸々にご説明します

小説内容の編集(添削、校正等)

原稿内容の手直し

当時は無職でちゃんとお金が払えるか分からなかったので、契約時に最長の3年契約にしてもらい、その3年間で分割してお金を払っていきました。

 

以下、契約後の大まかな作業の流れです。

発売までの契約期間が長かったことと、既に筋としての原稿が出来上がっていたこともあり、始めの1年は殆ど作業と言う作業が無く、編集者(担当者)さんと音沙汰がありませんでした。

 

契約してから約1年後にようやく本格的に編集作業が始まりました。

その手始めとしてまず、予めメールで送っておいた原稿を手直ししてもらい、その修正作業をしていきました。

 

自分は小説投稿サイトに1つのシリーズとしてかなり投稿していたので、一番初めに担当者さんに原稿を送る際に、ひとまず「現段階で進んでいる物語まで全て送ってほしい」とのことだったので、シリーズ毎にWordファイルに分けて予め送っていました。

勿論その全てを一冊の本にするとハリーポッターと同等かそれ以上の文字量になるので(笑)、キリの良いところで区切りを付けることにし、自分なりにある程度添削もしてから送りました。

 

それなので、正直に言うと特に何か言われると思っていませんでしたが、意外にも手直しのコメントが多数あり驚きました(汗)。

 

具体的に手直しの内容については、担当者さんからのコメントで指摘してあり「ここは不要では?」「~とは?」「文面的におかしい」など様々なものがあり、物書きとして勉強になるところもあったりしました。

後にそれを「独特な言葉遣い~」とも言われました(笑)

 

特に自分の場合、難しい漢字の多用といった「分かりにくい表現」やキャラクターが多数登場する故に「今、誰が喋っているのか分かりにくい」といったものが多かったです。

 

又、この時はpixivに投稿していたものが横書きになっているのでそのままメールに添付して送ってやりとりをしていました。

しばらくして、専門の校正者(?)さんに直す前に縦書きになり、本編の前に「キャラクター一覧」や「目次」等を追加していき、よりラノベのような「小説」らしさが出るものになっていきました。

 

 

個人的には、原稿すべてがWordファイルでいうところの200頁くらいあったので、手直し作業が計4~5回通して行い一苦労でした。

自分の小説は特に視点が主人公のものではなく他のキャラに変わるシーンが多かったので、どうしてもそこが読みにくくなってしまい、人物によって一人称を変えたり、何か目に見える分かりやすい区切りをつけるなどして解決していきました。

それが3,4回目の修正で直す時は、「また全体を見て~」の繰り返しだったので、その箇所全てを直さなければいけなかったのでかなり骨が折れました。

 

又、編集者(担当者)さんからの修正箇所はあくまでも殆ど「アドバイス形式」になっていたので、「こうした方が良い」や「検討されてみては?」といったあまり強制力のない具合でした。

なので、どうしても変えたくない場合はそのままで、自分の意見や考えを尊重してくれた感じでしたね。

自分の考えを伝えることによって編集者(担当者)さんとの食い違いを防ぎ、お互いの考えをすり合わせ、答えを出していく場面もありました。

 

 

なんとなくイメージとしては、あくまで本を出版するのは自分という個人で編集者さんはそのお手伝いといった感じでしょうか。

 

 

出版8か月前くらいには、表紙デザインの話になったので、一時は編集作業が終わる時もありましたが、細かい校正が2回に亘ってあったので並行して行いました。

 

校正については校正者がおり、その方に2回見てもらいました。(別の方です)。

そこでは物語が変わるほどの変化はなく、言葉の表現や言い換えが殆どで、上の添削や編集作業に比べると楽だったと思います。

 

発売一か月くらい前になると、最後に一応、社内で確認があります。

それが終わると、また原稿が送られ、校正終了(校了)となり、いよいよ入稿となります。

 

 

・・・こんなところですかね。

また何か印象的なエピソードを思い出したりしたら投稿したいと思います。

ここまで読んで下さりありがとうございます。

 

 

 

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